院長コラム

2019.06.12

生活習慣の改善から ―院長コラム02―

慢性便秘症のガイドラインが発刊されました。

便秘の定義は、これまで内科・消化器科・小児科などのガイドラインで排便の回数や性状などで定義されていたこともありましたが、

便秘症とは『本来体外へ排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態』と定義されています。

排便回数や便のかたさ、腹満などは便秘に伴う症状ということになるのです。

ただ一言で便秘といっても、その原因や症状に合わせた治療が必要になります。

治療の一原則は生活習慣の見直しです。食事・運動・ストレスにより便秘が増悪することはよくあることです。

食事では食物繊維を摂ることを心掛け、水分を積極的にとるようにしましょう。運動は腸の蠕動を意識し、20-30分程度の適度な散歩やストレッチなどが有効です。

また過度のストレスや不眠などは生活のリズムを乱し、自律神経の失調を招きます。

夜遅くに食事・アルコールなどの摂取はなるべく控え、朝起床後に1~2杯の水をとる習慣を心掛けてみてください。

排便習慣は便秘の対策に最も大切です。

排便のリズムを作るために、ご自身にあった便秘薬を処方してもらいましょう。

江戸川橋胃腸肛門クリニック  肛門外科・消化器内科・便秘外来 東京都文京区関口1-19-6 弥助ビル5F

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